研究 [Research]
当研究室では主に構造物の耐風設計に関する研究を行っています。風洞と呼ばれる装置に縮尺模型を設置して行う風洞実験や実物の構造物にGPSアンテナや加速度計などの応答を計測する機器を設置して構造物の動特性や応答性状を調べる実測などを行っています。
風洞実験
構造物に作用する風圧力,風力などの測定を行います。
[卒業論文で実施した研究]
(2007年度)
・剥離性状の異なる角柱の風直交方向強制振動時 の非定常空気力
・ローター付き円柱模型に作用する風圧分布特性
(2008年度)
・エア遊具の風力特 性および被害発生風速の推定
・隣接建物の影響を受けた高層建物壁面のピーク風圧
(2009年度)
モノコック構造の円柱に作用する風荷重に関する基礎的研究
実 測
GPSや加速度計などを用いて計測されたデータを基に実物の構造物の応答性状や動特性などについて研究します。
[卒業論文で実施した研究]
(2007年度)
・大スパン膜構造物の動特性
・GPSの変位測定精度に与える基線長の影響
・ガラス制振壁を有する低層住宅の動特性
・ごみ処理施設の煙突の動特性の推定
(2008年度)
・仮想電子基準点を用いたGPSによる建物の変位応答計測に関する基礎的研究
(2009年度)
・GPSによる都市建物群の応答観測網に関する研究
・高層建物の風応答特性および動特性の推定
・開孔率の異なる遮熱カバーシートに作用する風力に関する実測
・ピロティーを有する低層建物の風圧実測